「椅子の張り替えをやってみよう」という企画で
椅子の張り替えのレクチャーをさせて頂きました。
『暮しの手帖』は、1948年創刊され、
今年で75周年を迎えるとても歴史のある雑誌で、
この文章を読んでいる方の中にも、
愛読されている方も多いのではないでしょうか。
誌面はいつも、丁寧で豊かな暮しへの提案があふれていて、
読んでいるだけで、あたたかな豊かな生活を送れるような素敵な雑誌です。
そんな『暮しの手帖』に椅子張りのお店anoconoの
椅子張り職人・須田直樹がお手伝いに行ってきました。
緊張しながらも、一生懸命撮影に臨みました。
ぜひ、ご一読ください!
事前のやり取りから、準備、撮影当日まで、
編集者の方、カメラマンの方の丁寧な仕事にとても心を打たれました。
また、撮影当日にご一緒した漫画家で金継ぎ師の堀道広さんの、
金継ぎに対する想いも、とても勉強になりました。
金継ぎとは、割れたり欠けたりしてしまった陶磁器や漆器を修復する技法のことです。
anoconoが行っている、張替え・お直しと通ずる部分があるなと感じました。
形あるものはいつか壊れてしまいます。
でも、工夫したり、その道の職人(プロ)に任せれば、
もう一度命を吹き込むことができます。
断捨離、という言葉もありますが、
お気に入りのものや、思い入れのあるもの、
捨てられないものは、手放す必要はないんです。
椅子は、何千年も前からある歴史ある家具であり、
私たちにとって一番身近な家具です。
ずっとずっと昔から、張替えて、お直しして使い続けられてきました。
ぜひ、この機会に捨ててしまうのではなく、
張替えて使い続けるという選択をしてみてはいかがでしょうか。
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